ここ数日、シラスうなぎの大不漁がメディアでもよく取り上げられております。自分も勿論、うなぎ業界の方であれば誰しも先行きを不安に思いながら見守っている現状です。今年の夏は国産うなぎが無くなる、値上がりは避けられそうにない、あと何年食べることができるのか?等、様々な憶測がされている今日この頃。私が幼い頃は1人前が1000円前後の時代でした。それがシラスうなぎの不漁ごとにうなぎのぼりに…。数年前、天然うなぎ保護を思い自粛。(今でも自粛が遅かったと後悔の念があります)正に激動のうなぎ時代。その中で貴重なご縁、最高と思う「共水うなぎ」に出会い、それを育てる生産者の想いを知ることができました。私もこの美味しさをお客様にお伝えしたく、より丁寧に調理すること、煮凝りやヒレ巻、尻尾など貴重な食材を大切に使うことを改めて痛感しました。1うなぎ店に何ができるのか?日々自問自答を繰り返す中で、食材への感謝の気持ちを常に持ち、日々仕事と向き合うこと。当たり前の事をより強く思う1年になります。